ごきげんよう。
日野原重明先生の「生きていくあなたへ」は、最近読んだ本の中で最高の本だと思います。
日野原先生は、明治44年生まれ。
同じく真田の祖母(チサヲ)も明治44年生まれ。
日野原先生は、105歳で他界された。
チサヲばあちゃんも、103歳でこの世を去りました。
同じような時代、明治・大正・昭和・平成と4つの時代を力強く生きた人生の先輩方です。
おばあちゃん子だった真田は、どうしてもおばあちゃんと日野原先生とを重ね合わせてしまします。
先生は本の中で、「105歳という年齢。よく今日まで生きてこられたなと思います。神さまのお恵みですね。長生きそのものを目標にしてここまで生きてきたわけではありません。それでもやはり長生きして良かった。長く生きるといくことは素晴らしい。と思っています。105歳を超えたあたりから、自分がいかに本当の自分を知らないでいたかということを感じるからです。」
「世の中でいちばんわかっていないのは自分自身のことだ。ということに気づくことができました。これは年をとってみないとわからない発見でした。」
「人生の午後をどう生きるか。選ぶ物差し、価値観が必要で、自分自身の羅針盤を持たなくてはならない。午後は午前よりも長いから。」
「80代の頃の僕が書いた言葉です。僕なりに自分自身の羅針盤を探求し生きてきたつもりでしたが、100歳を超えた今、ああ、今まで探求してきたことはほんの一部であり、真の意味では、僕はまだまだ自分のことをまったく理解できていないのだな。と心から感じるようになりました。80歳の頃の自分がかわいかったなとさえ思います。」
キープオンゴーイング。
さらに、前進また前進を。
私たちは続けなくちゃならない。
喜びと感謝でキープオンゴーイング。
「生きていくあなたへ」 著:日野原重明より
103歳のチサヲばあちゃんから学んだこと。
それは、「笑顔と感謝」です。
施設に入ったとき、いつも介護してくださる方や看護師の方に両手を合わせて「ありがとね!」と笑顔を振りまいていました。
その姿は、とてもお茶目で可愛いものでした。
私たちは、人生の先輩方から学んだものを次の世代の方に伝えていかなくてはならないと思った瞬間でした。
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