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同窓会にて「信頼する」を学ぶ

ごきげんよう。

 

先日、戸手商業高等学校3年2組の同窓会を開催しました。

高校を卒業して37年という歳月が流れたのですね。。。

 

また、前回の同窓会から10年という歳月が流れました。

 

10年前は、先生の退職祝いと体調を崩されておられたので、元気になってもらおうということで、同窓会を開催しました。

 

先生のご挨拶で、「成長していないなぁ~!」というお褒めの言葉をいただきました。

これは喜ぶべきなのか?それとも先生独特のユーモアなのか?

 

また、教員生活37年間で見事「ワースト1位のクラス」という称号をいただきました。

これも喜ぶべきなのか、それとも先生一流のユーモアとして笑うべきなのか?

 

いずれにしても、当時の私たちはとても若く・元気がありすぎました。

 

エピソードをひとつ紹介します。

(※今では考えられないことです。)

 

先生と生徒の間に何か原因があったのだとは思いますが、クラス全員でこの授業をボイコットしたかったのでしょうか?

 

ある先生の授業の話です。

先生が教室に来られました。

北側の入口から、先生が入ってこられました。

 

日直が「起立・礼」と掛け声をかけたのですが、生徒は何と全員、机とイスを全て南側を向いているのです。

そして誰もいない南側の黒板に向かって「起立・礼」をしているのです。

そうなんです。

先生に対して全員背中を向けているのです。

ありえないですよね!?

 

そこで、先生も慌てて、南側の黒板に向かって歩いていくんですね。

 

南側の黒板で授業を始めようとしたら、クラス全員が北側に机とイスを向けてしまうのです。

 

常に先生に対して、背中を向けるという生徒たちなのです。

 

慌てて先生も北側に移動して、授業を始めるのですが、もう授業になりません。

 

先生も前に後ろに移動。その度に生徒全員机とイスを大移動。

まさにコントですね。大爆笑!大笑い!

 

笑えないのがその後です。

 

担任の先生や指導の先生より随分とお叱りの言葉をいただきました。

当然ですよね。

 

でも、過ぎてしまえば楽しい思い出です。

 

こんな生徒達ではありますが。。。

なぜ?先生は怒らなかったのですか?と今更ながら聞いてみました。

 

「それは、あの先生なら何かあったんだろうなぁ~と思った。だから怒れなかったんだ。生徒たちを信頼していたから。」というお言葉をいただきました。

 

「信頼する」という言葉はとても大きく。

これからの人生に於いても大切な言葉になりそうです。

 

※叱ると怒るの違い。「叱る」は相手に気づきを与えることを目的とする。「怒る」は感情をぶつけること。


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