
(府中市) 府中市民病院のレストラン「こもれび」閉店
「いつものランチがなくなるなんて…」
府中市民病院内のレストラン「こもれび」は、多くの市民に愛されていました。通院のついでに立ち寄る人や、人間ドックを受けた後の健康的な食事を楽しみにしている人、地域の高齢者の憩いの場としても利用されていました。
しかし、利用者は平成30年の1日33.3人をピークに減少。コロナ禍の影響もあり、令和2年度には17.1人まで落ち込みました。令和6年度には24.2人に回復したものの、以前の水準には届きませんでした。健康食の提供も想定の40食には遠く、令和6年度は13食のみ。さらに、地産地消の食材を使いながら600円という低価格で提供していたため、以前から経営は厳しい状況にありました。
市は運営継続の可能性を模索し、委託事業者と協議を重ねましたが、物価高騰による負担増加や利用者増加の見込みの難しさから、継続は困難と判断。食育推進拠点としての役割も果たせないとして、閉店が決まりました。
これに対し、市民からは復活を求める声が高まり、1538人の署名が市長に提出されました。「障害者雇用に貢献していた」「食生活推進員の活動を支えていた」など、多くの意見が寄せられ、レストランが地域に根付いた存在であったことを再認識しました。
市はこうした声を真摯に受け止め、今後の食育のあり方を慎重に検討していく方針を示しています。レストランはなくなっても、市民の健康を支える取り組みは続けていきます。
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